リニエ・ミシュロ

ドメーヌの当主は、1970年生まれのヴィルジル・リニエ。ヴィルジルの祖父が1920年代に畑を開墾して以来、ブドウ栽培家としてネゴシアンにブドウを売っていたが、父親の代の1974年にアン・ラ・リュ・ド・ヴェルジの畑を購入してドメーヌとしてワイン造りもスタート。

現在では約4万5千本(ネゴシアン『ヴィルジル・リニエ』も含む)を瓶詰している。

ちなみにモレ村にある『リニエ(Lignier)』の名前がつく所は、ユベール・リニエ をはじめ全て親戚関係にある。

ヴィルジル・リニエは1990年からドメーヌの仕事に携わっており、2000年に父親から完全に当主を引き継いだのと同時に、ブドウ栽培をリュット・レゾネ(減農薬栽培)に切り替え、段階的に有機農法に移行し、何よりも畑での仕事に時間を割いてきた。

非常に真面目な性格の持ち主で、常に試行錯誤しながら経験を積み重ねてきたことによって、2003年ヴィンテージ頃から安定して彼の思い通りのワイン造りが出来るようになった。

父親の時代のワインはヴァン・ド・ガルド(長熟ワイン)タイプの、固く、タンニンの強い、10年〜15年経って飲むものだったが、ヴィルジル・リニエはミディアムタイプで、瓶詰後最初の5年間の美しさを大切にし、早くからでも飲めるスタイルのワインを造ることを心がけている。

しなやかで優しく、ひとつひとつの畑のテロワール、ヴィンテージを忠実に表現している。

更によりエレガントなスタイルを求め、2006年よりデュジャックやDRCと同じく一部除梗せず全房発酵を取り入れている。

ヴィルジル・リニエはロベール・グロフィエ、ダヴィッド・デュヴァン等と親交が深く、頻繁に集まっては意見交換を行い、更なる品質向上の為に日々努力している。

その仲間の1人、デュジャックの醸造担当アレックス・セイスは彼の実力を認める一人だ。

『ル・クラッスマン』2007年度版では、ブルゴーニュ全体でも5軒しかない“Nouveau domaine et Domaine à suivre(初掲載かつ注目すべき生産者)”として紹介されており、2009年度版では、デュジャック、フレデリック・マニャン等に並ぶ1ツ星評価を獲得。また、ベターヌ&ドゥソーヴの『ル・グラン・ギデ・デ・ヴァン・ド・フランス』2011年度版では3ツ星に昇格するなど、現在のブルゴーニュのライジング・スターとして注目を集める造り手である。

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