コシュ・デュリ、コント・ラフォンと並び称されるムルソーの頂点
19世紀にさかのぼることが出来る歴史ある名家
ムルソーの造り手として名高いルーロ家は1830年、ギヨーム・ルーロ氏がムルソー生産を手掛け、高い評価を受けるドメーヌとなりました。 第一次世界大戦時ポール・ルーロ氏が畑を改植、その息子であるギィ・ルーロ氏が1950年から1960年代に畑の拡張を行いました。 彼の死後、この歴史あるブドウ畑とセラーはアメリカ人醸造技術者のテッド・レモン氏により守られました。 1989年、ジャン・マルク・ルーロ氏の手にワイナリーが戻り、ルーロ家の手による経営が再開されました。
コシュ・デュリ、コント・ラフォンに並ぶ海外での評価
ドメーヌ・ルーロのワインはシルキーで滑らかな質感を持ちます。 化粧が厚く、リッチなだけの凡百のムルソーとは一線を画するエレガントな味わいは、欧米やフランス国内での評価が非常に高いもの。 新樽の比率は10%〜30%と控えめにし、ブドウの持つ純粋な果実味、ミネラルを表現することに心を砕いています。 ただし、全生産量のうち、約3分の2はフランス国内及びヨーロッパ向けの販売となっています。そのため、日本への入荷量が非常に少なく、 知名度は愛好家の間に限られていますが、その実力は世界的には極めて高く評価されている造り手です。 例えば、イギリスの評論誌「ザ・ワインズ・オブ・バーガンディ」で最高栄誉の3ツ星生産者にも選ばれています。 3ツ星に選ばれた造り手は、DRC、ルロワ、コント・ラフォン、ヴォギュエ、アルマン・ルソー、ルフレーヴなどの顔ぶれです。 すなわちルーロは、ムルソーにおいては、コント・ラフォンやコシュ・デュリに並ぶトップ生産者として扱われています。 味わいはミネラルに満ちた緊張感あるコシュ・デュリのスタイルと豊満で力強いコント・ラフォンのちょうど中間といった趣。 若いうちはミネラリーでやや硬さを感じますが、数年の熟成で驚くほど花開きます。
ムルソー“クロ・ドゥ・ラ・バローヌ”を主体に、ムルソー・プルミエ・クリュ・ポリュゾの下に位置する”レ・クロト”、ムルソーの南、プルミエ・ク リュ・シャームのすぐ下に位置する”レ・グリュアッシュ”をアッサンブラージュ。土着酵母を使って発酵。澱つきのまま樽で12か月間、その後ステンレス・タン クで6か月できるだけ介入せず自然にゆっくりと熟成させます。 銀色がかった素晴らしい色、エレガントでフレッシュなシトラスにほのかに煎っ たような香りが加わります。ミネラル感があり、上質な甘草を連想させるしっかりとした味わい。長期熟成が期待できます。
※ラベルや瓶、キャップシール部に若干の汚れやかすれ、傷がある場合がございます。ご了承のうえお買い求めください。
※セラーにてワインの品質保持の目的から60%以上の湿度の管理も行っているためエチケットがカビによる汚れがある場合がございます。
※実店舗と在庫を共有しているため、売り切れの際はご容赦ください。
国 名: フランス
産 地: ブルゴーニュ
生産者: ルーロ
原 料: シャルドネ
容 量: 750