クロ・ヴージョ 2004年 ルネ・アンジェル
販売価格: 500,000円(税別)
(税込: 550,000円)
ルネ・アンジェルはブルゴーニュの今や幻、伝説となった優良なワインの作り手。
当主の急死により2004年をラストヴィンテージとし、生産が終了しましたが、いまだ語り継がれているワインです。
◆ルネ・アンジェルの歴史
ルネ・アンジェルが設立されたのは1910年。
ドメーヌの名称であるルネ・アンジェル氏は、ディジョン大学の教授でもあり、高品質なワインを生み出すことで有名な方でした。
1981年にルネ氏の孫であるフィリップ・アンジェル氏がオーナーに就任。
祖父の教えをうけながらワイン造りを手伝っていた人物です。
フィリップ氏は祖父の教えをベースにしながら、独自のスタイルも模索していきます。
ビッグ・ヴィンテージの時には新樽比率を50%にするなど、ヴィンテージによる個性の表現に力を入れていました。
生み出されるワインは、長期熟成にも耐えられるほどタフさがありながらもエレガントさを失わず、ブルゴーニュの超一流と呼ばれる出来栄えでした。
このように、ワインの品質をさらに向上させながら、ヴォーヌ・ロマネやクロ・ヴージョといったテロワールを生かし、優美で偉大なワインを造りだします。
2005年、フィリップ氏は旅先のタヒチで突然の心臓麻痺のため他界します。
49歳という若さであったため、後継者がおらず、ドメーヌはそのまま消滅してしまいました。
所有していた畑は、2006年にシャトー・ラトゥールのオーナーであるフランソワ・ピノー氏に売却されます。
その金額は1,300万ユーロという、ヴォーヌ・ロマネでは過去最高額の取引となりました。
かつてルネ・アンジェルであった土地は、現在は「ドメーヌ・デュジェニー」となっています。
シャトー・ラトゥールと同じ、フレデリック・アンジェラ氏を総支配人として配置するほどの力の入れようです。
残念ながらルネ・アンジェルのスタイルのワインはもう生まれませんが、同じテロワールで生み出されるデュジェニーは注目するべきワインとして名を馳せています。
◆ルネ・アンジェルのワイン造り
所有していた畑は、ヴォーヌ・ロマネ、オー・ブリュレ、エシェゾー、グラン・エシェゾー、クロ・ヴージョの5つのアペラシオンでした。
併せて6.51haという小規模でありながら、ブドウ栽培には非常に優良な土地ばかりです。
1981年にドメーヌを引き継いだフィリップは、ボーヌ醸造学校で得た知識もフル活用し、テロワールの個性をひきだすように工夫をします。
ただでさえ低収量のうえ、さらに厳格に選果を行います。
醸造の際にワインを高温に保つ、澱と一緒に熟成を行うシュール・リーを行うなど、独特なこだわりも持っていました。
※ラベルや瓶、キャップシール部に若干の汚れやかすれ、傷がある場合がございます。
ご了承のうえお買い求めください。
※実店舗と在庫を共有しているため、売り切れの際はご容赦ください。
商品詳細
国 名 | フランス |
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産 地 | ブルゴーニュ |
生産者 | ルネ・アンジェル |
原 料 | ピノ・ノワール |
容 量 | 750ml |