ルーロ

ドメーヌ・ルーロは1830年から続く歴史あるムルソーの造り手ですが、1955年生まれの現当主ジャン・マルク・ルーロが舞台役者と映画俳優の道に見切りをつけて、父ギィ・ルーロから6代目当主としてドメーヌを引き継いだのは1989年のことです。

 この人生の転換期が良い選択で、代替わりして以降、純粋さの際立つワインを造り、父の時代の優良ドメーヌを超一流ドメーヌに育て上げ、最高水準に押し上げました。

 その実力はイギリスの評論誌「ザ・ワインズ・オブ・バーガンディ」で3ツ星に選ばれ、今では白ワインの二大巨匠コシュ・デュリ、コント・ラフォンと共に「ムルソー御三家」と称えられているほどです。

 この評論誌で他に3ツ星に選ばれた造り手は、D.R.C、ドメーヌ・ルロワ、コント・ラフォン、ヴォギュエ、アルマン・ルソー、ルフレーヴなど錚々たる顔ぶれですので、ドメーヌ・ルーロの評価の高さは折り紙付きです。

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