ポンソ

トータル11ヘクタール弱のドメーヌは半分以上の5.7haがグラン・クリュという、その所有する畑のクオリティは群を抜く。

そしてクロ・ド・ラ・ロシュで50年強、クロ・サン・ドニは90年を数え、他のクリュも平均で30年以上と、樹齢の高さにも尋常ならざるものがある。

加えてグラン・クリュでも18年未満のぶどう樹からの果実はデクラッセし、プルミエ・クリュとしてリリースするという徹底ぶり。

収穫量に目を向ければシャンベルタン、クロ・ド・ラ・ロシュ等グラン・クリュの上限はヘクタール当たり35ha/Lだが、ドメーヌ・ポンソにおいてはリミットまで目一杯収穫する等ということはありえず、平均で3分の2から半分、少ないときには1ケタ台ということもしばしば。

つくりの面では、酸化防止剤として用いられるSO2は他のドメーヌで使用する量の3分の1から5分の1と極力抑え、また多くのつくり手がグラン・クリュほど高い割合であてがう新樽もポンソでは一切用いない。

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