ミシェル・ゴヌー
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熟成のきく伝統的なブルゴーニュのつくり手として定評のあるドメーヌ・ミシェル・ゴヌーだが、2002年のミレジムから大きく変化した。
ピノ・ノワール本来の透明感のある色調に、ピュアで瑞々しい果実味と滑らかなタンニンが備わり、以前の熟成させて愉しむワインから大きく脱皮し、若くしても飲み口のよさが味わえるようになった。
19世紀後半に設立された歴史あるドメーヌの評価を高めた前当主ミシェルが1984年に亡くなって以来、未亡人のジャクリーヌ(販売と経営)が、息子アレクサンドル(耕作とつくりを担当)に娘アンヌ(事務全般)とともに広さ7ヘクタールほどの地所を運営する。
ぶどうは樹齢40年から50年に達するヴィエーユ・ヴィーニュで、畑でしっかりトリを付し、収量を抑える。100パーセント除梗し、アレクサンドルの祖父の代から使用している開放の木製発酵槽での長いキュヴェゾンとなる。
人手によるピジャージュ、またコラージュはおこなうものの、フィルターは近年ほとんどかけていない。
そして新樽(アリエ産を主にトロンセが少々)の使用率は低く15パーセントから20パーセント前後。
ゴヌーのフラッグシップであるリュジアンは、ラベルには謳っていないが、リュジアン・バからのもの。
全体で13ヘクタール弱の広さがあるリュジアンは大きく上下に分かれ、それぞれリュジアン・オーとリュジアン・バのほぼ半々の区画からなる。
評価はリュジアン・バのほうが高く、ゴヌーはそこに樹齢70年から80年という古木を所有していて、グラン・クリュのコルトン・ルナルドと並ぶドメーヌで最も長命なワインである。
ドメーヌでは、飲み頃となったワインのリリースを可能としている。
現在、90年代のミレジムはほとんど揃えることができ、基本的に販売用の古いワインは持たないという、ブルゴーニュにあってはありがたい存在で、ブルゴーニュの大きな愉しみである熟成の妙味を手軽に味わうことができる。
リリース後早くから愉しめ、またじっくりと熟成させるのもよしのドメーヌ・ミシェル・ゴヌーである。